この記事ではメタマスクの始め方を初心者の方向けに画像付きでわかりやすく解説していきます。
- そもそもメタマスクってなに?
- メタマスクってどうやって始めるの?
【MetaMask】メタマスクとは?
超簡潔にいうと「仮想通貨専用のウォレット(財布)」です。
仮想通貨専用と言っても何でもかんでもウォレットに保管できるわけではなく、イーサリアムやイーサリアムをベースに作られたERC-20トークンを保管することができます。
誰もが知っているビットコインはイーサリアム系の仮想通貨ではないので保管することはできません。
また仮想通貨のみならず、ブロックチェーンゲームやNFTマーケットプレイスと連携し、決済を行なったりNFTアイテムを保管することもできる万能なウォレットです。
ERC-20とは?
簡単にいうと、イーサリアム上で作られる独自トークンの規格のことで、この規格で作られたトークンをERC-20トークンと呼んでいます。
数字の20はイーサリアムで作られた20番目の規格を意味していて、他にもERC-621、ERC-721などの規格があります。
ERC-20トークンはバイナンスコイン(BNB)、テザー(USDT)、ダイ(DAI)などが代表的です。
対応ブラウザは4つ。スマホ版もあり。(2022年6月現在)
またメタマスクにはwebブラウザ版とスマホアプリ版がありいつでも気軽に使用できるのもポイントの一つです。
ブラウザ版は現在(2022年6月)「Chrome」「Firefox」「Brave」「Edge」に対応。スマホ版は「iOS」「Android」ともに無料で利用可能です。
上記4つのブラウザを普段使用していない方は、面倒ですがメタマスクを使う時だけブラウザを切り替える手間があります。
ブラウザ版は拡張機能として利用し、スマホ版はメタマスクの専用アプリをインストールして使います。
ブラウザ版とスマホ版は同期することもできるので外出先でも気軽に取引することが可能です。
メタマスクを始める際は、偽サイト(詐欺)に騙されないように十分に注意しましょう!
ダウンロードする際は公式サイトかどうかしっかり確認してからダウンロードしましょう。
スマホ版アプリはコチラ⬇︎
そもそもメタマスクはなぜ必要?
結論、「仮想通貨取引所のウォレットではNFTが保管できない為。」です。
NFTゲームや、OpenSeaなどのマーケットプレイスで獲得したアイテムを仮想通貨取引所では保管できない為メタマスクを使う必要があります。
メタマスクを使用するリスクは?
ハッキングや詐欺により自分の資産が全て盗まれるリスクもある為注、意が必要です。
仮想通貨やNFTの取引を始めると、新たにネットバンキングや仮想通貨取引所の口座開設や、先に説明したメタマスクなどのホットウォレットを使用することになり、各サービスのIDやパスワード、シードフレーズ、秘密鍵などの多数の重要な個人情報をしっかりと管理しなければなりません。
特に重要なのがシードフレーズでメタマスクでいうとこの「シークレットリカバリーフレーズ」や「秘密鍵」にあたります。
【シークレットリカバリーフレーズ】【秘密鍵】とは?
【シークレットリカバリーフレーズ】…アカウントを復元するための12〜24個の単語のフレーズ。ホテルでいうマスターキー的な存在。
【秘密鍵】…メタマスクにアカウントをインポートするときに使う文字列。
この秘密鍵を無くすとウォレット内の通貨やNFTは一切取り出せなくなります。
また、悪意のある第三者に知られるとウォレット内にある自分の資産を全て盗まれる危険性もあります。
シードフレーズや秘密鍵などを第三者に要求された場合は絶対に教えてはいけません。
シードフレーズなどの重要な情報は基本的にオフラインで保管することが推奨されています。
- スクリーンショットを撮ってプリントアウトして保管
- ノートなどに直接メモして保管
- ハードウェアウォレットを使って保管
ハードウェアウォレットとは?…秘密鍵をオフラインで安全に保管することができる暗号資産ウォレットのこと
紙で保管する場合は燃やしたり、水で濡らしたり間違って捨てたりしないように注意が必要です。
どうしても心配な方は少々コストがかかりますがハードウェアウォレットを使うことをオススメします。
また外出先でメタマスクを使用する際は、暗号化されていないフリーWi-Fiを使うのはリスクがあるので注意が必要です。
実際にフリーWi-Fiを使用したら「メタマスクを乗っ取られた!」って事例も耳にしたことがあります。
Wi-Fiを切って使用しましょう。
なおかつ怪しいメールやよくわからないサイトで要求された場合には全て詐欺だと思ってOKです。
いわゆるフィッシング詐欺ってやつです。
基本的に日常生活でシードフレーズや秘密鍵をいきなり要求されることはまずありません。
少しでも怪しいと感じたら近づかないようにしましょう。
- メタマスクは無料で作成できる仮想通貨専用のウォレット
- 決済を行なったりNFTアイテムも保管できる
- ブラウザ版(Chrome・Firefox・Brave・Edge)とスマホ版(iOS・Android)がある
- シークレットリカバリーフレーズや秘密鍵はオフラインで厳重に保管し、絶対に誰にも教えないこと
- とにかく詐欺に気をつける
それではメタマスクを実際にインストールしていきましょう!
【MetaMask】メタマスクの始め方
「Chrome」を使用しても手順は変わらないので同じ手順で進めて下さい♪
METAMASK(メタマスク)のインストール手順
⬇︎
「作成」をクリック
ついでにブラウザとスマホアプリを同期しておきましょう!5分あれば終わります。
【MetaMask】メタマスクのアカウントをスマホアプリと同期する方法
メタマスクのアプリをお持ちでない方はインストールしましょう。
⬇︎
「新しいパスワード」にブラウザ版で設定したパスワードを入力
⬇︎
「インポート」をタップ
まとめ:【MetaMask】メタマスクはリスクを把握して使用することが大切
メタマスクを使用することで取引の幅が広がり様々なサービスを利用できるようになります。
その反面、詐欺にあったりシードフレーズを無くしてしまったりと、保有している自分の資産を失うリスクも高くなるので十二分に注意して使うことが大切です。
とにかく「シードフレーズや秘密鍵を他人に聞かれても絶対に教えない。」これだけは脳みそにきざんでおきましょう!