8月16日より暗号資産がなくてもクレジットカードでNFTを購入できるサービス「Pie」(パイ)がリリースされました。
今回はその「Pie」について詳しく解説していきます。
「Pie」(パイ)はどんなサービス?
ざっくり言うと、ユーザーの代わりに「OpenSea」でNFTを買って届けてくれるサービスです。
今流行りの「Uber Eats」や「出前館」などのフードデリバリーサービスのようなイメージと似ているかもしれません。
OpenSea…NFTを売買できるマーケットプレイスの一つ。
本来ならユーザーが自分で暗号資産を購入して、マーケットプレイスでNFTを購入する必要があります。
今までNFTはもちろん、暗号資産を買った事がない方が0から始めてNFTを購入するのは中々に大変で、時間がかかります。
本来ならこのような手順で購入しなければいけない所を、Pieを利用する事でクレジットカード情報などの簡単な登録のみでNFTを購入できるようになります。
「Pie」(パイ)の利用に必要なもの
Pieの利用にアカウント作成は不要で、以下の3つがあればすぐに利用する事ができます。
メールアドレス
クレジットカード
MetaMaskのウォレットアドレス
MetaMaskのインストールが必要
暗号資産は必要ありませんが、MetaMask(メタマスク)がないとNFTを受け取ることができないのでインストールが必要になります。
MetaMask…暗号資産やNFTを管理できるWeb型のソフトウェアウォレット(財布)。
ウォレットアドレス…銀行の口座番号のようなものです。
MetaMask
暗号資産やNFTを管理できるWeb型のソフトウェアウォレット(財布)。
ウォレットアドレス
銀行の口座番号のようなものです。
MetaMaskをインストールする際にはいくつか重要な注意点があるのでしっかり確認しておきましょう!
インストールがまだの方は下記の記事を参考に進めてみてください♪
「Pie」(パイ)で購入できるNFTについて
Pieで購入できるNFTには人気のコレクションがズラリと並んでいます。
世界的に有名なコレクション「Meebits」や「Doodles」、M2E(Move To Earn)で爆発的な人気のある「STEPN」や日本で人気急上昇中の「CNP」(CryptoNinja Partners)なども売られていますね!
ですがどれも有名なNFTだけあってかなり高値で売られています。。。
公式サイトによると販売価格は2万円〜500万円との事なので、PieでNFTを買うには最低でも2万円以上の作品を購入することになります。
支払い方法について
クレジットカードのみ
「VISA」「Mastercard」「American Express」のみ利用可能
一括払いのみ(分割不可)
注意!
支払いは一括払いのみの対応と、購入した後のキャンセルができないので購入する際はしっかり確認しましょう!
「Pie」(パイ)でNFTを購入する方法
欲しいNFTが決まったらクリックしましょう。
下の表示が出た場合は購入できないので他のNFTを探しましょう!
MetaMaskのウォレットアドレスとメールアドレスを入力しましょう。
入力したら「カード情報入力に進む」をクリック。
注意!
ウォレットアドレス入力時は手入力ではなく、必ずコピー&ペーストしましょう!
入力を間違えても後からウォレットアドレスを修正することができず、購入したNFTも届かなくなります。
アプリ版ウォレットアドレスの貼り方はコチラ。
PC版はコチラ⬇︎
メタマスクのウォレットアドレスのコピー方法
・ブラウザ右上のメタマスクのアイコンをクリックしてログイン。
・アイコンがない方はパズルのピースマークから選択できます。
(右側のピンのアイコンをクリックするとウィンドウに固定できます。)
⬇︎
・アカウント名の下にあるアドレスをクリックしてコピー。
入力したら「ご注文内容の確認へ進む」をクリック。
入力に間違いがなければチェックを入れ「購入リクエスト」をクリック。
注意!
ここで注文が確定されるので入力内容を再度しっかり確認しましょう。
購入した後はキャンセル、返品ができないので注意です。
購入後、24時間以内に購入したNFTがMetaMaskに届きます。
NFTが届かない場合は、
OpenSeaかPieでシステム障害などの何らかのトラブルがあった。
ウォレットアドレスの入力を間違えた。
などの原因が考えられます。
ウォレットアドレスの入力さえ間違えていなければ必ず届くはずなので焦らず待ちましょう!
届いたNFTの確認方法はコチラです。
「Pie」(パイ)を使うメリットとデメリット
Pieは暗号資産を保有していなくてもクレジットカードさえあれば、AmazonのようなECサイトで商品を購入するのと同じような感覚でNFTを簡単に購入する事ができる素晴らしいサービスです。
今まで暗号資産を準備するわずらわしさからNFTを敬遠していた方の背中も後押ししてくれるのではないでしょうか。
ですが正規の手順での購入と比較すると、こんなデメリットもあります。
❶:購入できるNFTが限られる
❷:手数料が高くなる
❶:購入できるNFTが限られる
もしOpenSeaで欲しいNFTを見つけてもPieで取り扱いがない場合は購入する事ができません。
それに加え、最低購入金額も2万円〜になってるので、今までNFTを買った事がない方には少しハードルの高い金額になっています。
とはいえ今後のアップデートで取り扱うNFTが増えたり、OpenSea以外のマーケットプレイスで購入できるようになったりと、もっと低い価格のNFTも出品される可能性もあるため、今後の動きに期待しましょう!
❷:手数料が高くなる
PieでNFTを購入する際の合計金額(税込)の内訳はコチラになります。
日本円で換算した仮想通貨の価格
送付手数料(ガス代)
サービス手数料
この中の「サービス手数料」が通常にかかる金額に上乗せされる金額になります。
公式によるとサービス手数料は5〜15%かかるとの事です。(公式サイトF&Q)
例としてPieとOpenSeaで売られている同じ作品を比較してみてみましょう!
「Pie」
「OpenSea」
Pie=113,426円(税込)
OpenSea=0.41ETH(当時のレートで約101,649円)+ガス代(手数料)
OpenSeaの表示価格にはガス代(手数料)が含まれていないので、101,649円にガス代を乗せてざっくり計算しても5,000〜10,000円ぐらいの差額は生まれそうな感じがします。
※ガス代は常に変動するため確実な差額は分かりません。
この差額をどうとるかは人それぞれですが、OpenSeaから直接購入する方が安く買えることは確かです。
少し手間がかかっても好きなNFTをできるだけ安く購入したいという方は、暗号資産(仮想通貨)取引所の口座開設から始めてみましょう!
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(対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak)
さらに500円から暗号資産を購入できるので「試しに少額だけ購入してみたい。」という方にも向いています。
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入金は1円からでもOKです!
手数料を安く抑えたい方は「GMOコイン」
GMOコインの特徴は手数料の安さにあります!
NFTの売買には主にイーサリアム(ETH)という暗号資産が使われており、NFTを購入するためにはMetaMaskなどのweb上のウォレットにイーサリアムを送金する必要があり、その際に送金手数料が発生します。
GMOコインは各種手数料が無料のため、送金手数料がかかりません。
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他の取引所と比較してみましょう。
取引所 | 送金手数料 |
---|---|
GMOコイン | 無料 |
Coincheck | 0.005ETH |
bitFlyer | 0.005ETH |
bitbank | 0.005ETH |
GMOコイン以外はイーサリアムを送金する度に0.005ETH(約1,000円)の手数料がかかります。
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OpenSeaでNFTを買う方法⬇︎
NFTにかかる税金について
公式サイトでは「お手数ですが、詳細は税理士の方にご相談ください。」とあります。(公式サイトF&Q)
税金については利用するユーザーがそれぞれ確認する必要がありそうです。
まとめ:NFTを始めるきっかけとしては最適
OpenSeaのNFTを日本円で購入できるのは最高ですね!
今までNFTに興味があったけど暗号資産とかめんどくさくて買ったことがない方にはもってこいのサービスだと思います。
NFTを始めるきっかけとして、まずはPieでNFTを購入して体験してみるには最適だと思います。(少々値が張りますが…。)
この先取り扱うNFTが増えて、もっと価格の低いNFTを購入できるようになるとさらに使いやすくなりそうですね!
今後の動向にも期待しましょう!
@shamoblogdotcom